フォルシア社、Sciformaソリューションを使ってチームコラボレーションとプロジェクト管理を最適化

Logo Faurecia

プロジェクト管理ソリューション開発の大手Sciformaは、自動車部品メーカー大手フォルシア社のインテリアシステム部門がSciformaを使い、プロジェクトの管理とリソース利用の最適化を世界規模で行うことを発表した。
フォルシア社の売上の22%を占めるインテリアシステム部門では、すべてのプロジェクトを標準化し、Sciformaのプラットフォームをベースに部門全体を再構築した。


危機を乗り越え、リーダーとしてのポジションを維持するのに必要な変換


2008年の経済および財務危機は、グローバリゼーションで既に弱っていた自動車部門を震撼させた。この経済的な混乱期を乗り越え、市場の変化に対応するため、フォルシア社でシート以外のすべての内装のデザインと製作を担当するインテリアシステム部門ではプロジェクト管理と組織を大幅に改良するプログラムを発表した。

Sciformaプロジェクト担当のシニア・プログラム・マネージャであるデヴィッド・デュヴァル氏は説明する。「フォルシア社のプロジェクトチーム、特にインテリアシステム部門のプロジェクトチームは、世界中に分散しています。自動車業界に起こった大きな変化は、ヨーロッパ市場向けにデザインされた自動車を別の大陸向けにもデザインをするということです。これは、ロジスティックスと人的資源に多大な影響を与える変化です。リーマン・ショック以前は、コスト、計画、リソース管理を最適化し、世界中に分散されたチーム間の協力を可能にするような統一された強固な基盤がありませんでした。プロジェクト管理ツールが必要なことが明白になり、業務の責任者であるプログラム・マネージャはツールの購入を戦略的開発目標としました。」

フォルシア社は多数の製品を検討して、最終的にSciformaを選択し、この製品をよく知っているインテグレータのASI社のサポートを受けて導入した。

「サイフォーマを選んだ理由は、時間的な要素をはじめ、数多くあります。まず、2008年の経済危機で加速された市場崩壊に対応するため、顧客の新しい要求に素早く答える必要がありました。Sciformaは最も簡単で、最も迅速に実装できるソリューションで、大規模導入に必要な機能と柔軟性を兼ね備え、高いレベルの満足度と適応性が確保されているソリューションだと評価されました。」と、デヴィッド・デュヴァル氏は続ける。


ユーザーの機能要求を中心とした実装


ASI社とサイフォーマ社が共同で行った概念実証の結果を受け、フォルシア社はサイフォーマを段階的に実装し、絶えず新しいシナリオに対応することですべてのユーザーのニーズに答えるツールとしてカスタマイズしていった。事業の成功はSciformaとエンドユーザーがそれを受け入れてくれるかどうかにかかっているため、事業部のトップマネジメントはプロジェクトの進捗を綿密に監視し、機能要求が正しく理解されているかを確認した。オペレーションを成功させるため、プログラム・マネージャは既存のオペレーターがSciformaを導入することにこだわった。(これはIT部門だけの決定ではなかった。)

「ASIチームの強みは、エンドユーザーの立場になって考えられたことです。繰り返し行なったワークショップのおかげで、社内プロセスも十分理解されていました。これにより、インテグレータに社内のニーズを理解してもらえただけでなく、地域的な距離によらず、フォルシア社の人的資源間の協力と同期を改善することができました。我々のニーズに対する理解、インテグレータのスキル、ツールのパフォーマンス、この3つの完全な相関関係こそ、プロジェクトが成功した最大の要因だと思います。」と、デヴィッド・デュヴァル氏は結論づける。

概念実証の後、2009年7月にはツールのトレーニングが開始された。プロジェクト自体は3ヶ月後にスタートし、2010年2月に終了した。2~3ヶ月のパイロットテスト期間を経て、地域ごとにパイロットプロジェクトを行うことで、世界中のチームからのコメントと提案された変更が組み込まれ、様々な作業慣習も取り込まれた。フォルシア社のような本質的に多文化の組織が、世界規模の標準化された枠組みの中で円滑に活動するためには欠かせない、全社共通の文化を強化する必要に完全に対応するにはまだ少し難はあるが、Sciformaは2010年7月には本格的な運用を開始され、現在では社内トレーニングを受けたユーザー1500名がツールを使用している。


トップマネジメントとも完全に調和する変更管理


もちろんこの規模のプロジェクトでは、トップマネジメントの厳密な監視のもと、すべてのステージで変更管理を実装する必要があった。これまでExcelを使って作業を計画していた多くのユーザーにとって、毎日のタスクを簡単に効率的に組織化してくれるツールは大歓迎だった。変更は、ISDグループとプログラム担当副事業部長を含むパイロット委員会が管理した。委員会は現場のキーユーザー(地域ごとに1名)とコンタクトを取り、世界中の各地域でのプロジェクトの実際の進捗について直接話し合い、あらゆる問題を聞き取った。

「現在ではプロジェクトは4人のチームで監視し、ツールの良さを広めるとともに地域ごとの問題を報告してくれる現場担当員がチームをアシストしています。Sciformaの導入から数年が経ち、事業部の標準ツールとなった現在でも、ツールへの新しい機能の追加は常に優先事項です。」と、インテリアシステム部門でソフトウェア改善を担当するSciformaシステム管理者のローラン・ラベ氏は付け加える。

Sciformaのエクステンションは複数導入され、工程計画、レポーティング、リソース管理、リソース配置、リソース競合管理に使用されている。ツールで指定されないリソース競合は、現実にも存在していない。Sciformaはまた、ツール内で管理メソッドを明白に実装することで、既存のプロジェクト管理プロセスを近代化する役にも立った。現在では、世界中の地域で各プロジェクトに費やす時間が統合されている。


組織、応答性、透過性で明らかな利点


フォルシア社インテリアシステム部門でのサイフォーマの導入は成功だ。ツールを使うユーザーは増加している。彼らにとって、重要な情報が標準化、調整、協力、集中化されていることは明らかだ。管理の問題を簡単に避けられるようになったことで、競合管理機能も非常に喜ばれている。スタッフだけでなく、インテリアシステム部門の事業部全体がSciformaから利益を得ている。

「フォルシア社はショックからうまく立ち直ることができました。2010年に大手の新規契約が取れたのは、Sciformaのおかげでもあります。我が社のニーズに適応したツールを使うことで、ニューモデルを発表する顧客に対しての応答性と柔軟性が確実に上がりました。マネージャはチームの問題をより速く読み取ることができるようになりました。予算もより透過的になり、チームの各現場への配置も理解しやすく、それにより顧客の要求にもよりよく対応できるようになりました。Sciformaのおかげで、ビジネス機会と顧客プロジェクトの見方が進歩し、大規模であるにもかかわらず、応答性の良い部門に変わりました。」と、ローラン・ラベ氏。

個人でもグループでも、計画作業を反射的に行うには、まだオペレーションに対するサポートが必要だが、フォルシアのインテリアシステム部門は、もはやSciformaがなければちゃんと機能しなくなっている。

グループレベルではまだ新しいソリューションだと言えるが、それによりインテリアシステム部門が得た良好な結果は、フォルシア社の3つの別の事業部の興味を引いている。現在のサイクル(車が市場に出るまでのサイクルは2~3年)が終わる頃には、これらの部門でもSciformaが導入されているかもしれない。


フォルシア社について

フォルシアは世界第6位の規模を誇る自動車用部品サプライヤーで、自動車用シート、エミッション・コントロール・テクノロジー、インテリア・システム、エクステリアの4つの主要分野に特化した事業を展開しています。2013年度のグループ売上高は180億ユーロです。2013年末日付で、世界34カ国に320の事業所と30の開発拠点を持ち、97,500人の従業員を擁しています。フォルシアはNYSEユーロネクスト・パリ証券取引所に上場、米国店頭市場においても取引されています。


詳細はフォルシアのウェブサイト、www.faurecia.comをご覧ください。